ブックタイトル甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life05 電子版

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甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life05 電子版

豊かな自然を味わい、そして守るために森林インストラクターの資格を取得しました。八ヶ岳に通うたびに、森林について深く考えるようになったという渡邉さんご夫妻。もっと森林のことを学び、伝えようと、森林の案内や野外活動の指導を行う森林インストラクターの資格試験を受けました。丈夫さんも清美さんも、森林の地質や森の効用、そして植物の名前まで、しっかりと勉強。「資格を取ることよりも、勉強をすることに意義がありますね」。豊富な知識をもとに、森を見守りつづけます。1 2 3都会の家とは違う「山小屋」で暮らしのゆとりを楽しんでいます。1森林インストラクター資格試験のテキスト。森に囲まれながら勉強をすると、テキストの内容もよく頭に入る。2山に入るときの丈夫さんの必携品。十徳ナイフ、ルーペ、そして熊に出会わないように鳴らす熊笛。3住まいの暖房は薪ストーブ。薪割りをして、湿気を防ぎながら充分な量を保管しておく。この住まいを、丈夫さんは愛情をこめて「山小屋」と呼びます。ただくつろぐだけの別荘ではなく、山で活動するための拠点だと考えているのです。だから、あえてこぢんまりとした平屋建てにして、「小屋」であることも意識しているそう。木材を生かしたフィンランドの建築デザインが気に入り、設計にも加わりました。広いテラスでお茶を飲むひとときが、癒やしの時間。1 231薪割りも手慣れたもの。丸太が小気味よく2つに。チェーンソーで大木を切ることも。2山歩き用の帽子が仲よく並ぶ。帽子掛けは丈夫さんの手作り。「ここに来て、木工の楽しさを知りました」。3水色のフェンスと白い窓枠が印象的な住まい。周囲の森と調和して。も、年々変わっていくのでしょう。都会の暮らしと山の暮らし。そのバランスて考えているんですよ」の山小屋で仕事ができるようになれば、なんば、どこででもできるのです。そのうち、こ「私の仕事は、パソコンとプリンタさえあれさん。で、仕事を片づけることもある」という丈夫来ることをあきらめず、「パソコンを持ち込んす。仕事が少し残っている程度なら、ここに週末の山梨暮らしは今や、生活の一部でう、心をくばりながら手入れをしています。りました。庭の木もできるだけ自然に育つよな思いで、“森林インストラクター”の資格も取し、森林のことを次の世代に伝えよう──そん森のなかに住む者として、森林の知識をふやます」と丈夫さん。る。家を建てることで、森は姿を変えていきり方が変わって、本来なら出ない枝が出てくた木が切り倒される。残った木も、日の当た「家を建てて木を切ると、何年もかけて育っする気づきもたくさんありました。こうして緑に囲まれてすごすうち、森に対れが山での暮らしのいいところですね」のなかで食べると何を食べてもおいしく、そず、テラスでワイワイと楽しむんです。自然お酒を楽しみます。家の中には上がり込ま「それぞれに食べ物を持ち寄って、ランチやなり、行き来するようになったといいます。梨移住”を楽しむ方々が多く、すぐに仲よくって話したり。近隣には、同様に“週末の山り、ここで知り合った主婦仲間の友人と集ま清美さんは、丈夫さんと一緒に山を歩いたをとります。を動かす作業」を楽しみ、心と体のバランスminori3