甲斐適生活応援隊ガイドブック 山梨Life 02 page 5/24

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3この地で、代々の家を受け継いでいけるのが幸せご主人の退職を機に、受け継いだ太宰府にあるご主人のご実家を山中湖村に移築、川崎市の自宅との二地域居住を楽しんでいる。当初は週末だけと考えていた奥様も、今で....

3この地で、代々の家を受け継いでいけるのが幸せご主人の退職を機に、受け継いだ太宰府にあるご主人のご実家を山中湖村に移築、川崎市の自宅との二地域居住を楽しんでいる。当初は週末だけと考えていた奥様も、今ではすっかり山中湖村での生活が中心に。「山中湖村―東京間は高速バスもあって交通の便もいいんですよ」と奥様。ここいると、すべてから解放された感じがします竹森健一さん（66歳）なつゑさん（64歳）ご夫妻［ 山中湖村］とてもチャーミングな奥様　山梨に家を構えてから今年で３年。ここでの暮らしの楽しみは、やはり自然とのふれあいだそうで、「自分でも信じられないぐらい、新しいことに挑戦していますね」と健一さん。　土いじりからはじまり、薪小屋づくり、野鳥観察など一人での楽しみはもちろん、二地域居住している方たちを中心とした山登りの会に夫婦で入会し、二人そろっての時間も楽しんでいます。　「山登りの会ではシーズン中は週に１回のペースで山登りを楽しみ、毎年７月には富士登山もしています。同じぐらいの年代のご夫婦ばかりで、とても気の合う仲間です」とニッコリ。　なつゑさんも「60歳を過ぎて新たなお友達ができるとは思っていなかったので、とても新鮮ですね。はじめは週末だけ来ればいいと思っていたのが、今は週の半分以上こちらにいて、こんなにせっせと通っている自分に驚いています。周りの緑を見ているだけでも気持ちいいですからね」とすっかりこの自然に魅せられてしまったようです。　昨年には息子さんご夫婦にお子さんが生まれ、健一さんはお孫さんのために一念発起して庭に芝生を植えたそうで、今夏は庭一面が鮮やかな緑に輝いていました。　「独身のころはお正月でも連絡がなかった息子ですが、私たちがここに家を構えてからはお嫁さんと一緒によく来てくれるようになりました。昨年には孫も生まれ、さらに楽しくにぎやかになりました」。　代々受け継がれてきた家を移築しての山梨での暮らし。健一さん、なつゑさんご夫妻にとってはもちろん、息子さんご家族にとっても、この地は家とともに受け継がれていく新たな故郷となりそうです。せっせと通っている自分に驚いています休日には息子さん家族も訪れにぎやかに家のまわりにはご主人手作りの薪小屋が並ぶ古民家ならではの趣のある佇まいお孫さんが思いきり遊べるように庭を芝生に庭先で野鳥観察するのも楽しみのひとつこのページで紹介した住宅は、伝匠舎（株）石川工務所〈本誌P20〉が移築・改修を行っています。ProfileSupport