甲斐適生活応援隊ガイドブック 山梨Life 02 page 7/24
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5東京や世界でアピールできる作品づくりをしていきたい町の移住交流協議会には、RHJ(株)加取〈本誌P16・17〉が所属し、田舎暮らしを応援しています。ProfileSupport熊本県出身。愛知県立瀬戸窯業高校専攻科修了、....
5東京や世界でアピールできる作品づくりをしていきたい町の移住交流協議会には、RHJ(株)加取〈本誌P16・17〉が所属し、田舎暮らしを応援しています。ProfileSupport熊本県出身。愛知県立瀬戸窯業高校専攻科修了、佐賀県立有田窯業大学ロクロ科修了。21歳の時に造形家として独立、窯の名を「青の風」とする。熊本県・阿蘇でギャラリーを開いていたが、2007年、陶芸の勉強のためアフリカ・タンザニアへ。帰国後、2008年、富士河口湖町でギャラリーをオープン。この町の、本当のよさをもっと打ち出すために大岩あやさん(37歳)[ 富士河口湖町]とてもチャーミングな奥様 出身地の熊本から山梨に移り住んだのは、2年半前のこと。「仕事上、東京に近いところに住みたいと思っていましたが、田舎にしか住めないタイプなので、東京に近くて、2人の子どもたちも暮らしやすい場所をと考えてここに決めました。ギャラリーを開ける広い家が手頃な家賃で借りられて、買い物にも便利で、とても暮らしやすいです」。 作品づくりや、地域の観光施設や役場などでの個展開催など芸術活動に取り組む一方で、今力を入れているのが地域のまちおこしです。2つのボランティア団体に入り、地域の住民とともに、アートと絡めてシャッターの閉まった店が多い商店街の活性化を図る活動などアートプロジェクトを進めています。 「この町にはたくさんの芸術家がいて、観光施設もたくさんありますが、その2つがうまく結びついていないと思います。芸術家と町、そして住民が一緒になって取り組むことで、もっとすてきなまちづくりができ、この町のよさももっと打ち出せるはずと思ったのがきっかけです。熊本にいたころは空き店舗対策の店を借りていて、お世話してもらうばかりでしたが、造形家として独立して16年目となり、そろそろ恩返しができればと思っていました。今は富士河口湖町の移住交流協議会の活動に協力させていただいています」。 「最近はいろいろな人と会うことで、表現の幅も広がっているように感じます。最初は自分だけで小さく仕事をするのが楽しかったんですが、今は人とのかかわりの中で何ができるのかというのが楽しみです」と笑顔を見せる大岩さん。 山梨の自然だけでなく、この町での暮らしや人々とのつながりが、これからの作品づくりにどうつながっていくのか楽しみです。今、力を入れているアートでまちおこし人とのかかわりの中で何ができるのかギャラリーの一角にはろくろがあり、ここから作品が生まれるギャラリーには学生時代から現代までのさまざまな作品が並ぶ船津商店街で進めている「河口湖アートプロジェクト」では、大岩さんのランプを酒造店や薬局などの店先に飾っている手洗いボウルも大岩さんの作品。洗面台などもすべて手づくり