甲斐適生活応援隊ガイドブック 山梨Life 02 page 9/24
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7身近なところに山あり、川あり、遊びも飽きません東京都出身。共通の趣味のトライアルバイクを通じて知り合い、共通の知人が移住していた笛吹市芦川町を度々訪れるように。結婚後は東京で暮らしていたが、1年後に芦....
7身近なところに山あり、川あり、遊びも飽きません東京都出身。共通の趣味のトライアルバイクを通じて知り合い、共通の知人が移住していた笛吹市芦川町を度々訪れるように。結婚後は東京で暮らしていたが、1年後に芦川町に移住。移住後に二人の子どもが誕生。毎年8月には家族で地元の釈迦ヶ岳に登るのが恒例。トライアルバイクは子どもたちも大好き。ここで暮らす人たちと、呼吸を合わせて暮らしていきたい藤間光司さん(45歳)由起さん(41歳)渓太君(9歳)岳太君(4歳)[笛吹市]とてもチャーミングな奥様 「この地域は人とのつながりがすごくあって、みんな損得関係なく付き合ってくれるんです。うちはおじいちゃんもおばあちゃんもここにはいませんが、隣のおばあちゃんも近所のおじいちゃんも、みんなうちの子どもたちのおばあちゃんとおじいちゃんなんです。自分の孫のようにかわいがってくれて、地域全体が家族のようですね」。 10年の暮らしの中で、この土地の人たちの懐の深さをいつも感じてきたというお二人。特に由起さんはこの土地のもてなし上手なところをすごいと感じています。「地域のおかあちゃんやおじちゃんたちは、“おごっそう”の精神があるんです。おごっそうというのはこの土地の古くからの言葉で手作りの料理のことをいいますが、ちょっとお茶に寄っても漬物や煮物などおごっそうをいっぱい振る舞ってくれるんです。それにみなさんこの土地に誇りを持っています。もともと住んでいる人は普通のことだと言いますが、私から見るとすごくかっこいいですね」。 昔から暮らしている人は気付いていない、この土地ならではの魅力をもっと多くの人に伝えていきたい。そんな思いから、由起さんはこの夏から地域の史跡などを歩いて回るツアーのガイドを始めました。 「今春にオープンした農産物直売所で働いていますが、そこを訪れる方たちにもっとこの地域を知ってもらう機会をつくろうとツアーを企画しました。芦川の良さを知っている一人として、その魅力を多くの人に伝えられればうれしいです。それにこの10年の恩返しになればと思っています」。 山梨での10年の暮らしの中で夫婦から家族となり、その歴史を築いてきた藤間さんご一家。「これからも家族四人、今までどおり地域の人たちと呼吸を合わせて暮らしていけたら幸せですね」。そう言う光司さん、由起さんはそろってとびきりの笑顔を見せてくれました。地域全体が家族のようなつながりこの土地の魅力を伝えていきたい渓太君はトライアルの自転車を乗りこなす藤間家の畑で採れた野菜はおごっそう家にも出荷しているおごっそう家ではレジも事務処理も調理もこなすツアーでは由起さんが日々感じている芦川の魅力を伝えている由起さんが働く芦川農産物直売所「おごっそう家」Profile