ブックタイトル甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 07

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甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 07

富士山や八ヶ岳をはじめとする雄大な山岳美や、のどかな田園風景など、豊かな自然環境が広がる山梨県。「田舎暮らし希望地域ランキング(NPO法人ふるさと回帰支援センター調べ)」で、2014年に1位、2015年も2位になるなど、移住先として高い人気を誇っています。本県の魅力のひとつに、車でも電車でも首都圏から1時間半から2時間というアクセスの良さがありますが、その道程での風景がトンネルを越えるごとに劇的に変わっていくということも、多くの人の心に響く要因の一つとなっているようです。ところで、山梨は非常にコンパクトな県ですが、地域によって地形や気候に違いがあり、それぞれの地域の特性を活かした産業が発展しています。故に、人々の暮らしぶりや人となりにも違いがあります。例えば農業ひとつとってみても、日本一を誇る果樹栽培地帯をはじめ、上質な水を用いた米作が盛んな地域、冷涼な気候を活かした高原野菜に取り組む地域。大自然のなかで酪農や畜産を行う地域など、非常にバラエティに富んでいます。ですから、まずは県内を訪ね歩き、観光を楽しみながら、地域の人とも触れ合って、自分たちにはどこの地域があっているのかを探すことが重要です。県内各地に、田舎暮らしが体験できる施設がありますので、そうしたところを利用し、実際の暮らしを体験してみると、観光だけではわからなかったことも見えてくるのでおすすめです。「ここがいいな」と思える場所が見つかったら、今度はもう少し長い時間を過ごしてみましょう。甲府や富士吉田といった都市部には賃貸物件が豊富にあり、首都圏よりかなり手頃な価格で借りることができますし、農村地帯についても、戸建てにしろ、集合住宅にしろ、賃貸物件は増加傾向にあり、自治体が運営する空き家バンクの登録情報も増えつつあります。また、富士河口湖町のように年単位での体験施設を設置している自治体や企業もありますので、それらを利用して拠点を設け、実際にその地で暮らしてみるのです。そうやって時間をかけて、「本当にここに移住するのか」を吟味していくのが、間違いのない方法です。「やっぱりここがいい」と思えば、それから物件を探せばいいわけですし、「思っていたのと違うなぁ」と感じたら撤退することもできますからね。二地域居住をしていくなかでの重要なポイントの一つが、自分はここで○○をして暮らしていくのだという目的を見つけることです。その地に住み、地域の人との交流をしていくなかで、「こんなことができるんじゃないかな」ということがぼんやりと浮かんで来たら、それを磨き上げ、実際にどんな暮らしをするのかイメージを膨らませていくのです。田舎暮らしは、新しい土地で新しい暮らしを始めるということですから、それ相応の覚悟が必要です。そして、その覚悟を据えるために必要なのが、何らかの目的意識だと思うのです。「山梨に来て、自分は何をしたいのか」。その軸がしっかりとしていれば、次にすべきことも見えてきますし、万が一期待していた暮らしと実際の暮らしにギャップがあったとしても、埋めることができるのです。さて、住みたい地域が決まり、覚悟も決まったら、いよいよ住まい探しです。新築であれ、中古であれ、相場は首都圏よりかなり低いので、土地付き一戸建ての所有も夢ではありません。また、仕事にしても、今までのキャリアや資格を活かして企業に勤める道をはじめ、就農や起業などさまざまな可能性があります。働くということには、生活の糧を得るだけでなく、社会との関わり、人との関わりをもたらすという側面もあります。また、地域社会の一員となり、地域に貢献することによって、人とのつながりが生まれ、人生はより豊かになります。田舎暮らしの最大の魅力は、そうしたことをより実感できることにあるのです。富士河口湖町では、「田舎暮らし応援隊」を立ち上げるなど、行政と地域が一体となって移住者の方々をサポートしていこうという体制が整いつつあります。また、他の市町村でも同じような動きが始まっています。大いに活用し、移住を成功させ、ゆくゆくは地域の一員として活躍していただけたらと思います。田舎暮らしのすすめ!山梨での移住先として、高い人気を誇る山梨。4人の田舎暮らしのプロが、それぞれの視点から山梨の魅力について解説し、失敗しない移住のコツも伝授します。移住先として、高い人気を誇る山梨。4人の田舎暮らしのプロが、それぞれの視点から山梨の魅力について解説し、失敗しない移住のコツも伝授します。「田舎暮らし希望地域ランキング」で、上位をキープし続ける山梨の魅力二地域居住、週末暮らしから始めようある程度の覚悟も必要サポート態勢も整ってきています地域によって異なる魅力。まずは体験してみよう賃貸物件を上手く利用して二地域居住を楽しみながら、無理なく移住計画を実現して行きましょう。リゾートホームジャパン「富士リゾート倶楽部」地域アドバイザー川口甲二さんリゾートホームジャパン「富士リゾート倶楽部」((株)加取)は、土地探しから、建築、賃貸物件探し、資金運用、お仕事探しまで、富士北麓地域での「二地域居住」や「移住」を目指す人たちを応援しています。http://www.rhj.co.jp/index2.shtml田舎暮らしのプロが教える14