ブックタイトル甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 08
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甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 08
Yamanashi LIFE農業ボランティアとして何度も通うなか指導農家の紹介で出会い購入した、約240 坪の敷地に建つ7DK の自宅。敷地の広さを活かし、トイレや東屋、ピザ釜などを作るとともに、ニワトリやヤギを飼ったり、果樹を育てたりして、「みんなで楽しめる場にしたい」とのこと。息子一家は東京から、両親は大阪から、山梨へ移住。山々に見守られた美しいまちで、観光農園と農家民宿の開業を目指しています。佐藤 寛(ひろし)さん(44) 聡恵(さとえ)さん(37) 環(めぐる)ちゃん(2) 喜一郎(きいちろう)さん(79) みどりさん(74)家族構成 都内の衛星関連会社で地球観測衛星の運用を担当していた佐藤寛さん。「2011年に海外への宇宙システム輸出可能性調査担当になってから、急激に忙しくなり、家族との時間も持てなくなりました。当時は年の3分の1が海外出張。不規則な生活に体調も崩しがちで、娘に顔を忘れられ、海外から帰宅すると大泣きされたこともありました。次第に、以前から憧れていた田舎暮らししへの思いも強くなっていきました」。 2014年4月、実現に向けて動き始めた佐藤さんご夫妻。まずは、生計を立てる手段を探るべく、じっくり話し合ったと言います。「僕は環境学、妻は森林科学を大学院で専攻しており、揃って気候変動などにも興味があったことから環境を配慮しながら自然の中で樹を育てる果樹栽培をやろうと。農業に関わる取り組みには広がりがあり、可能性が大きいと感じました」。 自然災害が少なく、温暖で果実の産地である山梨と岡山を候補地とし、4月半ばには、首都圏から近い山梨は自分たちで、岡山は、大阪に住む寛さんのご両親の実家を拠点として、それぞれ見て回るように。有楽町にあるふるさと回帰支援センターを訪ねたのもこの頃で、「偶然にも、やまなし暮らし支援センターに南アルプス市の農業振興課の方がいらしていて、いろいろと相談でき、農家も紹介していただけたんです」。これが縁で、毎月農業ボランティアとして通うようになったお二人。地域とのつながりができるに従い、家も見つかり、畑も貸してもらえることになりと、話が進んでいきました。そんななか、「息子が本気で田舎暮らしを始めるなら、自分たちも近くに」と、ごく自然に寛さんのご両親も合流。2015年4月、三世代での移住が実現しました。やまなし暮らし支援センターでの偶然の出会いから、南アルプス市への三世代移住が実現。8