ブックタイトル甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 08

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概要

甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 08

 あれから丸2年。忍さんのお仕事は順調で、甲斐市の職場への自動車通勤にも慣れたそうです。休日には薪割りをしたり、子ども達と遊んだりと、ゆったりとした時間を過ごす傍ら、渓流釣りも始めました。「まだ実益は伴いませんが、そのうち大物を釣ってみんなを驚かせたいですね」と楽しそうに話します。 萌木さんは地域の方々とのお付き合いも広がり、忙しそう。「特に地主さんは一人暮らしのおばあちゃんということもあり、家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっています。子ども達も『おばあちゃん、おばあちゃん』って、本当のおばあちゃんのように懐いていますし、私もいろいろと助けてもらっています。昨年は、おばあちゃんに畑を借り、指南を受けながら、野菜作りも始めたんですよ」と声を弾ませます。休日には忍さんや子ども達と一緒に畑に行き、農作業をすることも。「『男の子が3人もいたんじゃ、野菜だけじゃなく米も作らんと大変だろう』って、おばあちゃんが田んぼも貸してくれることになったので、来年は米作りにも挑戦しようと思っています」と、たくましい母の顔も覗きます。 歩くんは、もうすぐ3年生。すっかり地元に溶け込み、友達もたくさんできました。次男の想介くんは、動物や虫が大好きに。「北杜市は待機児童ゼロ。想介の入園もスムーズでした」とのことで、春からは年少さんに進級します。昨年生まれた三男の季くんも、日々たくましく成長していて、ますますにぎやかな篠﨑さんご一家。みんなの笑顔がキラリキラリと輝いて、幸せな時間が流れています。薪割りも、野菜作りも、子ども達と一緒。田舎だからこそ、楽しめることもたくさんあります。Yamanashi LIFE取材に合わせ、保育園を早退してくれた想介くん。生活のリズムができているのか、お昼寝の時間になると、コロンと眠ってしまいました。北杜市明野町は、日照時間日本一を誇るまち。庭からは、南アルプスや八ヶ岳など、四季折々の山岳美が楽しめます。「今考えると、ものすごい勢いで来てしまったけれど、それが良かったのかな」と、顔を見合わせた忍さんと萌木さん。お二人を、満ち足りた空気が包み込んでいました。5