ブックタイトル甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 08

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概要

甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 08

 「僕は、カンボジアで日本語を教えていたことがあるんですが、その時滞在したゲストハウスが現地の人も利用する施設で、地元の人や子ども達も気軽に立ち寄ったり遊びに来たりしていたんですね。それがとても楽しかった。それまでも、いろんな国を旅してきたけれど、行く先々で大切にしてきたのは、現地の人との交流でしたし、改めて考えてみると、旅の楽しさって、人とのふれあいにあるんじゃないかと。それで、日本にもそういう場を作りたいなと思うようになったんです」と山口宗一郎さん。一方、奥様の博子さんも、得意な料理を通して人と人とが交流できる場を提供したいと、ホームパーティや一日限定カフェなどを開いていたそうで、「二人のやりたいことができるのはゲストハウスだろうということになり、さらに、どうせやるなら、大好きな山の近く、古民家ならなおさらいいねと、イメージも膨らんでいきました」。 そんなお二人が、「夢を実現できる場所」として選んだのが、日本有数のゆずの産地として知られる富士川町高下地区。標高4?600メートルの山肌に住居が点在し、日本の山村の風情を色濃く残す山間の集落は、冬至から元旦にかけて、富士山から太陽が昇る〈ダイヤモンド富士〉を拝めることから、「日出ずる里」とも呼ばれています。 2013年4月にこの集落の仲間入りをしたお二人。翌年の11月には農家民宿の許可を取得し、農家民宿「ワールドカフェ ゲストハウス」をオープンしました。地域の人も、子ども達も、気軽に集えるゲストハウスを作りたいYamanashi LIFEご飯を炊くのも、お風呂を沸かすのも薪。手間も時間もかかるけど、楽しい毎日。ここでの暮らしとゲストハウスを、いろんな人と共有していきたい。山口 宗一郎(そういちろう)さん(33)   博子(ひろこ)さん(36)   未生(みお)ちゃん(1)家族構成6