1-1 活動の目的
- 過疎化が進み、空き家率の高い身延町豊岡地区に都市住民を『新たな住まい手』として呼び込み、地域住民とともに地域活動に積極的に参加させることで、地域コミュニティを維持・活性化させます。
- 『新たな住まい手』の流入させることにより、空き家を“住まいに”再生し、耕作放棄地を再び農地に再生させるとともに、豊かな農村風景を再現することを目的としています。
1-2 活動地区
- 平成22年度のマッチング事業については、山梨県内でも南部に位置する身延町で実施しました。身延町は、鎌倉時代より日蓮上人が草庵を構えるなど文化度の高い地域でありますが、アクセス性の悪さなどから、空き家率20%(全国1位)の山梨県内においてもその率の高い地域であり、今後も町内人口は急速な減少とともに、高齢化へと進むと予測されている地域です。
>> 身延町の概要 - 事業の実施地区は、その身延町の最南端に位置する豊岡地区。6つの集落から構成され、人口は1000人をわずかに超える程度にまで減少している、静かな山あいの地区です。人口減少や高齢化などにより空き家や耕作放棄地が増加しているとともに、地域の伝統行事や共同作業などの実施が難しくなっているところに、地域コミュニティの中核であった小学校が平成22年3月に廃校となったことから、地域コミュニティ存続が危惧される地域です。
>> 豊岡地区の概要
1-3 活動の内容
(1) | 住民に対するワークショップの開催 地域住民に対するワークショップにより、地域の現状を把握するとともに、地域コミュニティ崩壊に対する危機意識を共有化し、必要となる「新たな住まい手」を見える化 |
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(2) | 空き家の調査・掘り起こし ◇地域住民からのヒアリングにより地区内の空き家の把握 ◇外観調査及び所有者への意向確認 ◇売却・賃貸の意向のある空き家の内部詳細調査、物件化 |
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(3) | 説明会の開催と「新たな住まい手」の募集 ◇都内での「みのぶ暮らしセミナー」を開催 ◇「新たな住まい手」を募集 |
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(4) | お試し体験の実施 ◇豊岡地区内にある農家での宿泊(交流) ◇現地見学 |
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(5) | 移住後の支援 |